クラウド管理ツール

RightScaleやScalr、ChefとPuppet等を調べて悩んでいたのが2011年。2014年になってからどれくらい進化したのかを調べてみた。

Google先生で検索。キーワードは「クラウド管理ツール」。

日経BPの記事が上にあったので拝見。進化する統合管理ツールhttp://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131106/516280/ 

第一のポイントは、システム監視などの各管理機能が、仮想化技術を活用した社内のプライベートクラウド環境と、社外のパブリッククラウドサービス環境の両方に対応することである。

プライベートクラウドと書いているが、単なる物理サーバの仮想化導入であって、クラウドでもなんでもない。指差して笑いたい気持ちをこらえる。最初からクラウド側におくことを全く考えていない。プライベートクラウドで足りない部分をパブリッククラウドでという論調。海外じゃ政府がパブリッククラウドを使い始めているご時世に、日本は例のごとく3年遅れで進んでいる。

3年遅れが続いていることを考えたら、ちょうど3年くらい前にUSで流行ったあたりがそろそろくると考えたらいいだろう。そういえば、Chef。3年くらい前に流行った。今は勉強会が数多く行われ、だいぶ広まっているようだ。いい感じのプレゼン資料があった。http://www.slideshare.net/uchiunyo/chef-21816253

 

ChefやPuppetが流行った後に、クラウド統合管理ツールのSaaSが流行り始めたのが2010年。3年過ぎたのでそろそろ周回遅れの日本人が追いつく頃だろうかとおもったが、このまま使うことはないかもしれない。

RightScaleのエンジニアと話をした時にsmall rangeが300台以下と聞いた。クラウド管理ツールを使う意味が出てくるのはmiddle range でseveral hundredだという。10台とか30台程度しか使わない日本ではあまり縁のない話だ。箪笥預金が好きな日本人の性格を考えたら、小さな環境を後生大事に抱え込んで細々とした進化を遂げていく気もする。何をするにもほんとガラパゴス的進化をする国だ。嫌いじゃないけどな!!